#2 Choice

ApplauseToYou

教会の鐘が鳴り響いていた
2人祝福するように日の光が降り注いでいた
 病めるときも健やかなるときも
 富めるときも貧しきときも

誓いのことばもほとんど上の空の2人の瞳には、お互いしか映っていなかった
今日までの長い道のりが次から次に浮かんでくる



見つめあう2人は手を固く握り心の内側で語り合っていた
Maria:あたしの車は盗む、携帯は捨てる
 車は壊すし、たどりついたのが魔法のランプの怪しいモーテル
 なんでこうなっちゃうのか、あきれちゃって怖がっていたことなんて
 忘れちゃっていたわ
Michael:マックスやイザベル以外の誰かと、あんなに長い時間
 いっしょだったのは初めてだったんだぞ
 感謝のつもりで、ハニーと呼んでやったのに殴るだけじゃなく
 お前あの時僕を蹴ったんだぞ ひどいやつだ
Maria:それはこっちのセリフよ
 ほらFBIがいたホテルを探りにいったでしょ
 どうして、あんたといるとベッドのある所ばかりに引っ張り込まれるのよ
Michael:別にわざとじゃないぞ
Maria:いきなりkissはされるし・・
 だいたい大嫌いといったのに、なんでkissするのよ
Michael:いやだったか、kiss?
Maria:・・ううん、最高に刺激的だった
Michael:だろ
Maria:それじゃ人を振り回して次は熱くなるな、何もなかったことにしてくれって何よ
 くやしいからAlien人形串刺しにしてやったわ
Michael:あれお前だったのか・・
Maria:あっ思い出した!
 あたしのウェディングドレス姿を見ても驚きもしなかったわね
 ひとことくらい何か言ってくれると思っていたのに
Michael:それは・・アレックスの姿にビックリしたからだ
Maria:じゃ正直にいいなさいよ
Michael:綺麗だよ、マリア
Maria:・・そんなに素直に言われたら気持ち悪い
Michael:気持ち悪いだと!! ほめてやったんだぞ
Maria:ほめてやった〜!!

牧師:指輪の交換をしてください。
Maria:マイケル・・忘れないわ、起きた事はいつか教えてあげたい
 運命的に出会ってパパとママがどんなに素敵な恋をしたか
Michael:僕たちの子供・・か
 その前に僕の星へ連れていけがあったんじゃないか?
Maria:もういいの
 一緒にいられるのがわかったから

牧師:花嫁にkissを
マイケルはマリアのベールを上げると誓いのkissをする
Michael:マリア、君は一番大事な人だ
Maria:気がつくのにずいぶんかかったわね
 ずっといっしょよ、あ・な・た

脳裏には今日までの様々な出来事といっしょに二人のkissが浮んでいた
お互いが予期していなかった最初のkiss
熱波にのみ込まれた情熱のkiss
寂しさや嬉しさに触れた優しいkiss
そこにいつも愛しい人がいた・・

Kyle:あーあ、見ちゃ入れれない
 あいつらいつまで続ける気だ
 ウェディングkissのギネス記録でも作るつもりなのか?
 さっきから何だかごちゃごちゃ言ってるのが聞こえないか・・
Liz:別に何も聞こえないわよ。どんなことなの?
Kyle:いや、気のせいだよ あんなの見せつけられたせいだぞ
 もしかしたら、ついにパワーが出現したかと、ちょっと期待したんだけど・・
 おい、なんでもいいから、いい加減あの二人を誰か止めてくれ
Liz:そうよね、牧師様があきれているわ

牧師:おほん、もう結構ですよ
(小声で)
 あとは2人だけになってからにしなさい
ライスシャワーと花びらが
二人を祝福していた

Maria:さぁ、次に幸せを掴むのは誰かしら?
Michael:リズに渡したいんだろ
 お前のコントロールじゃ怪しいそうだから力貸そうか?
Maria:そんなのだめよ 神聖な儀式をパワーに頼るなんて不謹慎よ
 見ててよ、私だってちゃんとやれるわ
マリアの手を離れたブーケはリズとは逆方向に向かった
Michael:やっぱり・・
小さなつむじ風がブーケを押し戻しリズの手元に幸せは舞い降りた
Maria:アレックスよ きっと・・
GhostAlex:『そのとおりですよ』
アレックスの姿は二人以外には見えていなかった

Maria:ねぇリズには逢ってあげないの?
GhostAlex:『今は逢わない・・逢えないよ  僕のことでリズをいっぱい泣かせちゃったから
 最初はマックス達のことを打ち明けられずに最後は最愛の人と争ってまで僕のために
 一人で頑張ってくれたんだ 心配ないさ、リズにはマックスがいる
 僕が姿を見せちゃいけないんだ』
Michael:いいのか、それで
GhostAlex:『あぁ、いいんだ 僕からちゃんとメッセージを送っておいたよ』
Maria:でも、いつか逢ってあげるのね
 今度はリズが結婚するときかしら?
3人は嬉しそうにブーケを抱えたリズを見ていた

ブーケを受け取ったリズの脳裏に映像が揺らめいた
Liz:いやだ、マリアったら・・・ えっ、アレックス?
MAX:どうかした?
Liz:ううん、なんでもないわ
 次は私たちよね

脳裏に浮かんだ幸せにねとウィンクするアレックスの笑顔とブーケのリボンの
「A」のサインにリズは微笑みマックスはリズの手を握った

マックス、私達が出逢ってからもう6年
秘密を打ち明けてくれたあの日・・
天を指差したあなたの寂しげな瞳を今も忘れないわ
私たちはどこも違っていなかったのよ
お互いを信じていっしょに歩いてきてよかったわ



教会の外で懐かしい顔が目に入ってきた
Brody:マリアおめでとう
Maria:やだ、ブロディ!どうしていたの?
Amy:私が知らせたのよ
 ジムもういいわよね。みんな揃っているし
Valenti:実は君たちが受けた奨学金はブロディの援助で
作ったものなんだ
Amy:あの事件のとき、助けてもらったからって言われたんだけど私は
 よくおぼえていないのよねぇ
Brody:私はこの町では異邦人だったから、あの時も君たちに助けて
 もらえるなんて思ってもいなかった
 娘との暮らしだけで十分だからこの町を離れたときUFOセンターも
 処分しようと考えた
 ただ、君たちにはお礼をしたいと思っていたから保安官に相談したんだ
 それで奨学金を考えてくれたのは、マックス、君のお父さんだ
Max:父からはこの町出身の資産家が匿名を条件に作った基金と聞いていました
 それが、あなただったんですね
 おかげでみんな自分の道を見つけることが出来ました
 ありがとう、ブロディ
Brody:確か私たちには共有すべきことがあったような気がするが
 いずれにしてももう過去のことだ きれいに忘れることにしたよ

Amy:さぁさぁ、くわしい話はパーティのときになさい
 それよりマリアとマイケルはどこなの?
 落ち着かない子たちねぇ 2時間後にはパーティが始まるというのに

Michael:めんどくさいことは抜きにして僕の可愛い奥さんをここからさらって
 逃げ出したくなってきた
Maria:あら、パーティまでは時間があるわよ
Michael:ん?
 おい、何考えているんだ・・もしかして
Maria:いやなの?
Michael:最高だ! マックス車のキーを貸してくれ
Max:どこへ行く気だ?
Maria:気にしないで、新婚カップルの伝統的儀式よ
2人は悪戯っぽく見つめあうとその場を立ち去った

Max:なんだろう、伝統的儀式って・・わかるかい?
リズとイザベルは顔を見合わせ噴出した


アパートに車がついた
マイケルは車のドアを開けマリアを抱き上げると家の中に入った
床に着地するまでにマリアはマイケルのシャツのボタンをはずしていた
同時にマリアのドレスが花びらのように足元に広がっていた
牧師に中断されたkissは誰に邪魔をされることなく、いつまでも続いていた
マイケルは花びらの中からマリアをすくい上げるとベッドへ運んだ

肌にひんやりとした滑らかな感触がする

Maria:マイケル、これもしかしてシルクなの?
Michael:イザベルからのプレゼントだよ
滑らかなシーツの感触とマイケルの重さがマリアを包んだ
閉じた瞼にマイケルの暖かい唇が触れる
His tongue slipped from between his lips and traced her lips.
Maria opened her mouth welcoming his gentle touch.
Michael traced his warm hand back up her legs and to the inside of her thighs.
He took hold of her chest softly, kept the tiny bud of chest in his mouth.

Maria:マイケル・・
マリアは彼の頭を抱きしめ吐息といっしょに呟いた
彼の唇、優しいまなざし、広い胸・・
あたしを包む大きな手も好きだわ
His hand slid on her body everywhere.
Then, his finger caught her other sensitive bud.
Her legs wrapped outside of his legs,finally he entered into her slowly and carefully.
Their bodies twisted and stuck.
Slowly Michael started to move in and out of her.
The rhythm is streaming with their feeling.
Their bodies wore heat and he replaced her position on him.
His arm caught her waist and they were making a rhythm again.
Her inside was warm and comfortable.
Their rhythm increases intensity good feeling runs 2 bodies.

マリアといるだけで、いつだって幸せな気分になれる

Michael:僕の人生はお前と出逢って動きだした
 お前さえいてくれれば、何もいらない
Maria:あたしを幸せにしてくれなきゃだめよ
Michael sank himself deeply more into her.
She wrapped him tightly.
Maria:Uh・・huh  Cuming I・・I
Michael:Not yet, Maria・・
Maria:I can't.
Michael:Belong together.

Michael supported Maria, her body made an arch in his arm.
---甘い休息が訪れた。---

突然、眩い光が線を描き、部屋に置いてあった通信機の
Antarの紋章に吸い込まれた

Maria:何が起きたの?
Michael:わからない  また何かが起きるのか・・



=To be continued=