02.GuerinFamily

MV Summary

Something Left To Give
UnhappyDays "Dad and Joel"
 QLのClipの更新を続けているだけでクリスマスからMVの更新なし
 時間の経過とともにロズウェルだけで作るMVには興味が薄れ気味です
 最新キャストの活躍と編集するにはS3の映像をつなぐことになるし
 どうせなら見たことのないロズウェルを作ってやるぞという気分
 今さらロズウェルだけに、こだわるわけじゃないけれどキャストより
 キャラ派の私は、成長しつづけるロズウェルが(自分で継続させている?)  今も一番好きで魅力あるドラマなの

 なぜだか今年は恒例のようにホスト更新時期が近づくと悩まされる
 「もう止めようかな〜」病が、まだ出てきません
 07-08年はキャストのニュースがたくさんあったからかな?
 また日本で公開される映画も続々増えそうですし、私のロズウェルは
 当分終わりそうもありません
 さて久々にプロットのご紹介でーす 


 Something Left To Give

 僕の名前はジョエル・ゲリン
 ニューメキシコのロズウェルの町で
 パパとママと暮らしている
 パパはマイケル、ママはマリア
 二人は、この町出身だ
 パパは僕が生まれる前から、あちこちの天文台で仕事をしていた
 複雑な事情があって故郷に戻ったのは僕が3歳のとき
 ここには僕の兄弟・姉妹みたいな4人の仲間がいる
 長くなるから、その話はあとで話すことにするね

 ロズウェルの天文台は小さく定年退職まで残り数ヶ月の職員が
 1人いる
 だからパパはその席が空くのを待つことになった
 今は、高校生だった頃にバイトしていた警備会社で働いている
 ザックのおじいちゃんのカフェを手伝ったりすることもある
 それも昔から変わらないことらしい

 Joel:パパ・・
 ベッドの中から大きな手が、もそもそと動き返事をした
 Joel:起きてよ、パパ

 僕が浮かない顔しているのは、お腹がすいているからじゃない
 ママのレコーディングはとっくに終わっている
 急にプロモイベントの日程が入ったとかで予定を2週間も
 過ぎても家に戻ってこない

 Joel:ねぇママはいつ帰ってくるの
 Michael:さあな
     なんとか言うイベントに参加してるって言ってたな
     いつ終わるか忘れた・・
     珍しいな お前がママを恋しがるなんて
 まだ眠そうなのパパの眉がぴくぴくした
 Joel:違うよ!
   パパこそ、ちゃんと毎日ママに電話してる?
 Michael:うっ・・・してるさ
 目が覚めたパパは鼻をこすった
 『してない』
 パパの答えに僕はだんだん不安になる
 もう赤ちゃんじゃないから、夜は一人で寝られる
 ちゃんと歯を磨いて、顔を洗って朝ごはんだって一人で大丈夫だよ
 もし夕食までにパパが戻らなかったらミルクを温めて
 シリアルを食べる
 カップとお皿はキッチンのシンクへ片付けるんだ

 僕の背がパパのおへそまでしかなくったって
 いつまでもチビ扱いしないでよ
 ママがお仕事で出かけるのは平気だけれど
 ずっとママがいないのは別のことだよ

 ママは歌手なんだ
 子供のころからの夢だったけれど、パパと出会って
 いろんな事件が起こってあきらめた
  夢は、いつか叶えばいいの
 ママはそう思っていたんだって
  僕たちと出逢ったせいでマリアには
   いろんなことを我慢させちゃったんだ

 パパが教えてくれた
 ママは故郷に戻って、やっと夢が叶ったってことだね

 で、ママはそこそこ有名になった
 家を留守にするときでも3日に1回くらいTVで顔を見られる
 初めて画面に映ったママの姿に舞い上がったパパは店員に
 ママのことを自慢しまくり、大型TVを購入してしまった
 もちろん、あとでママに散々怒られた
 パパって時々僕より子供だ

 トークショーに出演したことだってある
 ママは少なくともロズウェルでは知らない人はないくらい
 有名人なのだ

 インタビューで「私生活は見せない主義」とママは答える
 でも僕といっしょにグラビアを飾ることは絶対想像できない・・
 別に出たいわけじゃないけど

 Maria:馬鹿ね、もし、あなたのママを止めろと言われたら
    歌手なんて辞めるわよ そんな心配しなくていいの
    なんでも公表すると、私の可愛いスペースボーイが
    誘拐されたら困るでしょ
    お飾りのアイドルになるくらいならチーズ工場で働くわ
    前にスカウトされスターになりそこねたのは
    私のポリシーを無視されたからだもの
    私は歌うことが好きで、ちゃんと私の曲を聴いてくれる人が
    いてくれればいいの
    ベガスのステージに立ったのもそのためだもの
    どうせなら、ちょーっと有名になってちょーっとお金持ちに
    なってもいいけどね
    マイケルやジョエルを隠して有名になろうなんて思ってない
    1枚目のCDをMariaDeLukaでリリースしちゃったから名前は
    そのまま使っているだけよ
 
 Maria:それにね
      私がこれ以上、有名人になると探られたくないことまで
    スクープされちゃうわよ
    ジョエルの枕が「熊ちゃん」だとか見出しになったら
    どうする〜?
 Joel:ママー!!
 Maria:嘘、嘘よ
    本当は軍やFBIとか妙な組織にマイケルを監視されたくないの
    普通でいたいの わかるわね
 Joel:うん
 この話をするときママは周りを見回し小声になる
 誰も聞いていないとわかっていても慎重になる理由を僕は知っている

 だけど僕はママがだんだん遠い人に見えてきちゃう
 フラッシュを浴び、マイクに囲まれるうちに
 ほんとに僕やパパのことなんか忘れてしまうかもしれない
 面白いことのないニューメキシコのロズウェルの町のことなど
 3日もあれば簡単に忘れられる

 Michael:もの好きな観光客以外には、つまんないところでも
     マリアがお前のことを忘れるはずない
     その心配性はママ似だな
 大きな手のひらで僕の頭をくしゃくしゃにして
 パパは顔を洗いにいった

 パパのこと大好きだけどママの暗号で言うとPLAだ!
  (*ParfectLightlyAlien
   完璧にお気楽なエイリアン)

 「ちょっとだけややこしい」パパのルーツは遠い遠い
 どこかの星の人なんだ
 だから僕とザックとフリーダとアリーには地球の子供とは
 違った能力がある やった〜ヒーローズだ!と思えるほど
 周りの目は優しくない
 僕たちはドラマと同じく進化した人類なんだけれど
 自然発生したのではないことは僕たちのパパやママの
 遺伝子を調べたらわかる
 知られたら困るのも、それが人間とは全く違う異星人の遺伝子だから

 普段は使っちゃダメといわれているから使わないけれど
 離れているママが心配になると僕は、ちょっとだけパワーを使う
 ママの様子がわかれば怖い夢をみることもないんだ

 「信じていれば電話なんて必要ない」PLAのパパは言うけれど
 女心は、そんなに単純じゃないのに、わかっちゃいないよね
 だから「僕はパパより繊細だから心配なんだ」と言ってやった
 眉毛がピクリとしたけれど鈍感なパパにはこれくらい言わないと
 気がつかないから困ったパパだ
 言いたいことを言ったらちょっとすっきりした
 でも、ぐっすり寝ている間に僕の鼻は黒く塗られていた
 ニヤリと笑ったパパに「小熊が2匹だ」と朝起こされた
 やっぱりパパは僕より子供だ

 パパの作戦に乗ったのがわるかったと思うよ
 でも、この町に戻ってからゲリン家はなんだかおかしい
 いろんなところに引越しして、いろんなお友達が立ち代り
 出入りする家だったけれど、いつもお日様が差し込んでいる
 みたいに温かい家でだった
 赤ちゃんの僕はみんなの人気者だった
 手足をパタパタさせただけてベビーベッドの周りは
 歓声に包まれた
 パパとママのお友達の中で、最初の赤ちゃんだったから
 みんな喜んでくれるのはありがたいけれど、眠たいのに
 注目されるのはけっこう辛い
 有名人になんて絶対なりたくない